アメリカで療育受けてたよ① 小児科医の選び方

生活編

こんにちは!

アメリカに住んでいた時(息子0歳~3歳)、息子の言葉の遅さを小児科の先生に相談した事で自治体の療育のようなプログラムを紹介され1年間ヘルプを受けていました。

現地では早期療育Early Intervention Programとよばれるものです。

意外と情報が少ないかなと思い、数年前の事ですが我が家の体験談を書きます。

個人的に知りたい事がある方、お気軽に「お問い合わせ」から質問くださいね。

アメリカで療育!?どういうこと!? → まずは小児科を選らぼう

この話はまず、そもそもの「どうやって小児科選んだの?」につながると思います。

私は夫の駐在に赤ちゃんと帯同すると決めた時からすぐにアメリカの小児科についてリサーチをはじめ、到着するなり、保険会社に問い合わせをして自宅から近い、印象の良かったローカル医師をかかりつけ医に選びました。アメリカでは主治医を持つことが大切。主治医選びは慎重にと思ったからです。

それはなぜって??

もともと、日本語のできるお医者さんでなくては嫌!というこだわりはなく、それよりも距離感や評判を気にしていました。私たちが住むことになった家から車で10分くらいの所に日系のお医者さんはいましたが、あまり良い印象を受けなかったこと、また知り合いからも評判が悪かったので選びませんでした。お医者さんと日本語で会話できるのはとても大きな安心になると思いますし、日本の医療と照らし合わせた話ができるのは大きな利点だと思います。また子供が小さいうちは母子手帳への記入等もしてもらえるので、日系のお医者さんも良いのですが・・・ま、ローカルのお医者さんを選びました。

お医者さん選びの方法は??

まず、夫の健康保険会社をチェックです。その保険会社のカバレッジに入っているお医者さんにかからないと、毎回高額な費用負担になるのでそこは要注意。保険会社が決まって、保険証番号等受け取ったら保険会社に電話をして、自分の状況や希望を伝え、お医者さんを紹介してもらう・・・という簡単な話。Webサイトで検索できるから自分でやってみてとしつこく言われましたが、なんか見ていてもよくわからなかったので、話しながらお医者さんを教えてもらえたので電話が良かったです。(多くの保険会社に日本語通訳のサービスがあります。言葉の壁、聞いてみるといいです)

小児科選びの時にこだわった点

我が家の小児科選びのこだわり

①英語が通じる人。できれば先生が英語ネイティブな方。

私が英語ネイティブではないので、せめて先生にはきれいな英語を話してほしかった。自分の事なら良いのですが、初めての子供がかかるお医者さんなので、ミスコミュニケーションが発生しないようここは譲れなかった。

②家に近いこと

何かが合った時にすぐ飛んでいけるお医者さん。土日の診療の有無も確認しました。

③保険がきく事

これは要注意です。保険会社が紹介してくれるからといってフルカバーではない事があります。大きな病院だと○○先生は保険内だけど、××先生は対象外となったりしますので注意。

という、3点は譲れず。でも、希望はいたってシンプルなものでした。

そして保険会社に3件紹介してもらい、それぞれに電話をして印象を確認。また、ホームページ等も見たりネットでレビューも読んで確認しました。

そして出会ったDr.B!

家から車で5分。歩いても20分くらいという所のお医者様を選びました。土日の診療はありませんが、先生が個人の携帯番号を下さり、深夜でもテキストメッセージを返してくださったり、電話をくださったりする程、いつでも頼れる先生でした。

ドクターはアメリカ生まれ、長年にわたり大学病院で勤務したのち、個人病院を開かれた先生です。もうおじいさん先生ですが、経歴が素晴らしいこと、またご本人の印象が良かったので選びました。

病院で働いているナースはみな南米系(コロンビアが多かったかな?)でした。

とてもアットホームな病院でほとんどの患者さんが南米系でしたが、我々も快く受け入れてくれました。

3年通いましたが、この病院良さは何がって、とにかく覚えててくれたこと。

「この間の風邪の・・」と前の症状を覚えていてくれて更なる検査をしてくれたり、息子の成長をよく見ていてくださり、月齢に合わせたチェックアップをいつもしてくださいました。フォローアップが素晴らしかったのが本当に良かったと今振り返ると思う病院でした。

そして、本題の療育への話にもつながるのですが、ドクターがとにかく慎重な考えをする先生でした。

「念のため」とか、「一応」と言っていつもしっかりと診てくださいました。風邪で行っても、ケガで行っても、発育を診てくださいました。

私も心配性で、初めての子供でわからない事だらけだったので、小さなことも先生にすぐ相談していました。先生も親身になっていつもアドバイスを下さって、とても寄り添って下さる感覚がありました。これは今通っているの日本の小児科では見られない事なので、ありがたかったと思っています。

なので、2歳で発語が少なすぎる話をした時に、すぐ「じゃぁ、療育に頼ってみようか。Let’s get some help!」と言われたんだと思います。私の事もよく理解してくださっていました。

病院選びは大事だよ。

長々と病院選びについて書きましたが、子供が小さいうちは病院へ通う回数が多いと思います。定期的なチェックアップも多いし、親も相談したい事がたくさんあると思うのです。コミュニケーションがスムーズにできて、理解の早い先生。そして地元の情報に精通している方が良いと思います。日系のお医者様をさけたと書きましたが、その先生はすごく受け身で評判が悪かったんです。(2度ほど大人がお世話になったので評判プラス、体験もしました)その先生は患者が言ったことをおうむ返しにするような感じ。(「風邪ひきました」というと熱だけ測って風邪と診断するような)あの先生にかかっていたら早期療育Early Intervention Program)の話も私が持っていかなくてはいけなかったかも。療育に関して何も知らなかったので、見逃すことになっていたかもと思います。

アメリカの主治医選びは小児科に限らず大変なのですが、早期療育Early Intervention Program)に関しては小児科の先生に紹介状を頂くのが一番なので、親身になって診てくださる方が見つかると良いですね。

と、ここまでで①は終わり。話が長くなるので、②へ続きます。

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